ピエール・ランベールについては、数年前、クールブヴォワにある彼の23皿のコース料理に感動したときにお伝えした。今日、オーダスに事欠かないこのシェフは(現在2つのレストランを経営)、2つのレストランで風味豊かなオリジナル料理を提供している。アズニエール=シュル=セーヌでは、日本の居酒屋風料理に重点を置き、クールブヴォワでは、シェフの代表的な料理はあるものの、世界各国の料理に重点を置いている。それでは、日出ずる国への味覚の旅、アスニエールのスポット発見の旅にご案内しよう。
アスニエールの静かな通りに佇むこのレストランは、洗練された工業的な装飾が施されている。黒と木のテーブル、タコを讃えるフレスコ画、壁のスレート、そして日本酒の瓶が、この和気あいあいとした店の内装を構成している。ここはフレンチスタイルの 居酒屋バーだ。通りを挟んだ向かい側にはテラス席もあり、天気の良い日にはそちらも利用できる。
緻密な料理と大胆な提案で知られるピエール・ランベールが、シェアメニューを考案した。日本料理と個人的なインスピレーションの間にある自由なスピリットに従って、料理は食欲に応じて2つまたは3つで注文される。
和風玉子(6ユーロ)は、シンプルさで食事の幕開けを飾る。理想的に調理された完璧な玉子は、とろけるような食感とマイルドなマリネのコントラストを奏でる。私たちのお気に入りはパリパリのサバ巻きで、あらゆる食感が合わさって完璧だ。
牛肉のタルタル、辛味噌添え(16ユーロ)は、舌を満足させてくれる。肉は新鮮で、きめ細かくカットされ、スパイシーで、塩味がうまく抑えられている。海藻とキュウリを添えたタコ(18ユーロ)は柔らかく、スパイシーなソースがかかっている。ブリ、シソ、ポン酢の刺身も気に入った。パンはしっとりした自家製フォカッチャ。
お好み焼き風の海老チヂミ(18ユーロ)は、分厚くきつね色で、たっぷりの具と濃厚なソースが大阪の屋台料理を彷彿とさせる。
メインディッシュのイベリコ豚のカツ丼(30ユーロ)は格別に柔らかい。ラーメン・トン・グラ」(16ユーロ)は、よく効いたスープ、スパイスの効いた豚肉、ネギが組み合わされている。スープからパスタ、豚の薄切り肉まで、すべて自家製です」とシェフ。お腹はもういっぱいなのに、ずっとすすっていたくなるような心地よい料理だ。
デザートの前にチーズは欠かせない。 カマンベールとわさびのスープは、きっと驚かせてくれるだろう。カマンベールのとろけるような味わいと黒ゴマの歯ごたえ、わさびのピリッとした辛さが相まって、思いがけない組み合わせでとても美味しかった。
最後は、サクサクのパイ生地とピリッとしたアイスクリームのプロフィトロール・ド・ローダス(12ユーロ)と、ヨーグルトとブラックオリーブの綿菓子で締めくくる。ユニークな作品であることは認めざるを得ない。ヨーグルトとブラックオリーブの味がする本物の綿菓子を想像してみてほしい。とても意外な組み合わせだが、とてもよく合っている。
ご覧の通り、ピエール・ランベールはアスニエールにおいてオーダスに事欠かない。日本のイラストを再現しようとすることなく、シェフはここで個人的で見事な解釈を提供している。少々値段が高いと感じる人もいるかもしれないが、それは値段相応の良質な食材、自家製料理、味の熟練を考慮するまでもない。要するに、ここはあなたの味覚を旅に誘い、独創的な料理を発見する場所なのだ。メニューは季節やシェフの気まぐれによって定期的に変わるので、お皿の上で退屈することはない。
このテストは、プロの招待客として行われたものです。もし、あなたの体験が私たちと異なる場合は、コメントでその旨をお伝えください。
開催日および開催時間
次の日
水 :
from 午後12時00 to 午後02時00
- from 午後07時30 to 午後09時45
木 :
from 午後12時00 to 午後02時00
- from 午後07時30 to 午後09時45
金 :
from 午後12時00 to 午後02時00
- from 午後07時30 to 午後09時45
土 :
from 午後12時00 to 午後02時00
- from 午後07時30 to 午後09時45
火 :
from 午後12時00 to 午後02時00
- from 午後07時30 to 午後09時45
所在地
ピエール・ランベールの「オーダス」、レストラン92
7 Rue Denfert Rochereau
92600 Asnieres sur Seine
料金表
Desserts : €8 - €12
Assiettes : €16 - €18
公式サイト
www.pierrelambert.fr